鹿児島市視覚障害者協会は,昭和32(1,957)年に鹿児島県盲人協会の鹿児島支部として発足しました。
鹿児島県盲人協会(現在の鹿児島県視覚障害者団体連合会)は昭和3(1,928)年に設立された団体です。戦前・戦中・戦後を通して,県下の視覚障害者の支えとなり活動してきましたが,昭和30年代に入り,全国的に復興の兆しが見え始めると,盲人協会においても,組織を強化する動きが活発となり,その動きの中で,当会も,指宿市や鹿屋市等と共に,鹿児島市盲人協会として誕生する運びとなりました。
ところで,当会発足時65名であった会員も,5年目には,その倍の130名となりピーク時には300名を超えた時期もあったようですが,近年,やや減少傾向にあり,現在では250名弱となっています。
当会が発足して10年後の昭和43(1,968)年には,鹿児島県盲人協会が,視覚障害者団体連合会に組織替えしたのをきっかけに,当会も鹿児島市視覚障害者協会と名称を変更。平成25(2,013)年には,念願の特定非営利活動法人(NPO法人)を取得。合わせて地域活動支援センター「きずな館」を併設して,ようやく,任意団体から脱却し,小規模ながらも公に認可された団体として,平成29(2,017)年には,結成60周年の節目の年を迎えることが出来ました。これまでご尽力くださった多くの皆様に心から感謝申し上げます。